大人ニキビを理解する−大人ニキビ・敏感肌研究所
大人ニキビを理解する
大人ニキビを理解する、といっても大人ニキビ自体は「特別なニキビ」ではありません。まずはにきびそのものについて知っておいてください。
にきびという状態
まず、にきびはその形状から、湿疹や蕁麻疹などのようなものと思われがちです。(そのために「体の中から」という表現もよく使われます。)
しかし実際にはそのような発疹とは性質を異にするメカニズムの肌症状です。詳しく見て行きましょう。
にきび発症のメカニズム
毛穴の構造
まず、にきびは毛穴に発症する肌トラブルですから、その構造と機能を理解してください。毛穴には皮脂腺が存在し、ここからヒフ表面に皮脂が排出されます。毛穴から排出された皮脂はヒフ表面で汗・細胞間脂質と混じり、弱酸性の皮脂膜を形成します。これが正常に作られていれば、細菌類がむやみに増殖することはありません。
@毛孔の閉塞
ヒフの表面、角質層がその厚みを増す、過剰にはがれるような状態になると、本来ヒフ表面へ排出される皮脂が、その出口を失います。
A皮脂分泌の過剰
出口が無いまま、皮脂は生成されますから、塞がった毛穴では「面皰」が形成されます。(俗にいう「白にきび」の状態です。これがはがれた角質により毛穴が塞がれた状態なら「黒にきび」です。)
Bにきび菌の棲息
にきび菌(Pアクネ)は塞がった毛穴内で繁殖し、炎症を起こす原因となります。(これが「赤にきび」といわれる状態です。)
にきびのまとめ
にきびは条件が揃うことで発症する
にきびの症状自体は、このようにいくつかの条件が重なり発症する状態です。ですから、何かひとつの原因に的を絞り対処しても、なかなかうまく解消しません。
にきびに悩む多くの方が「皮脂」を気にしますが、大人ニキビで多く言われるのが「肌が乾燥するのに…」です。これらの条件が重なることが「にきび」を形成することを、よくご理解ください。
※例えば、皮脂分泌が過剰になりやすい方(特に中年男性)であっても、にきび発症がないことは珍しいことではありません。
しかし、このような肌症状であっても、多くは一時的なものです。正常にヒフ機能が働いていれば、にきびはそう慢性化しません。これが長期化する場合、解消の方向性そのものをよく考える必要があります。